小林麻央さん
なぜこんなに、彼女の死が辛いのか。悲しいのか。
今日は、何ヶ月もかけて準備してきた仕事の大切なイベントの日で、準備に奔走し、いくつもの小トラブルを我ながら鮮やかに切り抜け、成功が見えてきた、という段階で、たまたまスマホでこのニュースを目にした。
緊張感を伴う高揚した気分が一気に吹き飛んで、しばし、呆然としてしまった。
私はタレント、キャスターとしての小林麻央氏をまともに見た記憶がないし、思い入れもない。海老蔵氏に至っては、阪神の選手とのトラブルのニュースを見て、軽い悪印象しか持っていない。美男美女カップルでよろしおすなぁ、くらいの感じしか持っていなかった。
それなのに、むしろ自分が好きだったタレントさんやミュージシャンの訃報よりも、はるかに心を揺さぶられる。
彼女が余りにも若いからか。幼い子どもを遺して逝くことの切なさが少しは想像出来るからか。気丈すぎるブログの記事の印象ゆえか。
病気って、余りにも、理不尽。
人生は脆く儚い。だからこそ美しくもあるのか。
彼女のように気高く生きられなくて、もがき苦しんでばかりだけど、それでも、ひとときひとときを大切に、生きるしかない。
そう思わずにはいられない。
真央さん、どうか安らかに。
そして幼い二人のお子さんがこの悲しみを胸に抱きしめて、健やかに育ちますように。