日々の泡

書きたいこといろいろ。

【Cycle】ツール・ド・フランス 2017

2014年の夏からサイクルロードレースをテレビ観戦するようになった。当時は生後半年足らずの娘の育休中で、初めての育児疲れと慢性的な寝不足でノイローゼ気味だったころ。娘はとにかく夜寝てくれなくて、ベッドからリビングに移動しては授乳、うとうと→また泣く→あやす(次の授乳時間までの間を持たせるのがつらい)→うとうと、の繰り返しで意識はもうろう、気分は辟易としていた。そんなある夜中、ふとテレビをつけたときにやっていたのがJsportsのツール中継だったと思う。カラフルなジャージを身にまとった美しい身体の選手たち、色鮮やかな田園風景やひまわり畑やアルプス・ピレネーの景色、そして緊迫する展開と力の抜けた雑談の緩急がここちよい解説者たちのトーク。力まず、流しっぱなしにしているだけで良い気楽さ(野球中継にも通じるものがある)もあって、その年からずっと、グランツールを全試合録画して見ている。一昨年や去年は仕事が忙しくて疲れていたこともあり、録り貯めたものを土日やオフシーズンに少しずつ少しずつ見る形で、翌年まで持ち越してしまったりすることもあったが(当然、それまでにネットでネタバレを見てしまうことに…)、今年のツールはなんと全試合完全生中継ということで、なぜだかこちらまで気合が入り、さすがに全時間をリアルタイムは無理だったものの早朝や深夜の時間を使って翌日か2日以内には消化するという形で、無事、今朝、21レース全試合を視聴完走!


以下、2017年ツールの感想です。

 

  • フルームおめでとう。今年は確かに個人としての爆発的な強さを見せつけたシーンはなくてチーム力と戦略の勝利だったかもしれないけど、私としてはとてもフルームが好きになったツールだった。クフィアトコフスキーやランダの献身的なアシストにも、ライバルであるバルデやアルといった若手にも、常に気遣いのあるコメントを出していたし、酷いブーイングにも笑顔で対応していた。表彰台でのフランス語のスピーチもなんだか聞いていて涙が出た。ツールや開催国フランスに対する敬意を十分に感じた。フランスでも彼を支持する自転車ファンが増えていくといいなと思う。
  • マシューズとバルギルが仲良しでかわいい。サンウェブは大成功のツールでよかったね。
  • グライペル、スプリントにほとんど絡めず残念。最終日は期待したが。
  • 総合敢闘賞はデヘントでよかったなー。個人的にはクフィアトコフスキー。毎日のように仕事しまくり。山岳トレインをさんざん引いた後、さらに手負いのマイカをアシストしていた話などは感動した。
  • 最終日、ゴチエの公開プロポーズよかった。壮大な仕込みの割にコースマップに走り書きという笑。ローランのアシスト?もかわいい。無事OKだったとのことで、お幸せに。
  • 娘が「すいんぐろー」を気に入って一緒に歌った挙句、そのあとに出てくるJsportsオンデマンドの宣伝の音(ぴーんこーん、かちっ)まで完全再現するようになった笑
  • 今大会中はCyclingTImeというサイトをよく見ていた。翌日に掲載させる選手コメントが面白い。
  • ツールの話じゃないけど、ジロ、ドゥムランのマリアローザ、Jsportsで見たかったなー。大トラブルがあったらしいですが…

ブエルタも、もちろん見ます!